車の性能を最大限に発揮するためには、フルードの定期的な交換が欠かせません。エンジンの回転力をタイヤへ適切に伝える役割を果たすトランスミッション。その中に使われるミッションオイルのメンテナンスは、ATF交換・DSG交換として行います。
これらのフルードもエンジンオイルと同様に、時間が経つとその品質が低下します。フルードが劣化すると、燃費が悪くなる、ギアの入りが悪くなる、変速時のショックが大きくなるなどの問題が生じます。
このオートマミッション系オイルの交換を怠ると車に致命的なダメージが蓄積されてしまうのでこまめなメンテナンスが必要です。
ATF[オートマチックトランスミッションフルード]
ATFはオートマ車用のミッションオイルで、動力の伝達・シフト制御・部品の潤滑・AT[オートマチックトランスミッション]の冷却/洗浄など重要な役割を果たすオイルです。
ミッション内部を循環するATFは、クラッチ操作やギアチェンジを行う作動油・潤滑油でありながら回転を伝える働きがあります。
CVTF[コンティニュアスリーバリアブルトランスミッションフルード]
CVTFはCVT車用のミッションオイルで、CVT[2種類の滑車とベルトを利用した自動変速機=無段変速機]の滑車の溝幅を油圧動作で調整するためのオイルです。
CVT内部のプーリー[滑車]やベルトを潤滑するのが主な役割です。
DSG[ダイレクトシフトギアボックス]
DSG(Direct Shift Gearbox)は、フォルクスワーゲングループが開発したデュアルクラッチ式トランスミッションの一つです。この技術は、別々のクラッチが奇数と偶数のギアを制御することにより、スムーズで効率的なギアの変更を可能にします。これにより、DSGは伝統的なマニュアルトランスミッションのようなダイレクトなドライビングフィールと高い効率性を提供しながら、自動変速機のような便利さと簡単さを維持します。
DSG(ダイレクトシフトギヤボックス)は、高度に精密なデュアルクラッチ式トランスミッションであり、それに対応する特別なオイルが使用されます。そのため、DSGオイルの定期的な交換は、トランスミッションの性能と寿命を維持するために重要です。以下に、その理由をいくつか述べてみます。
摩耗防止:DSGオイルは、トランスミッション内の部品間の摩擦を最小限に抑える役割を果たします。これにより、部品の摩耗が防がれ、トランスミッションの性能と耐久性が維持されます。
冷却効果:DSGオイルは、トランスミッションを冷却し、適切な作動温度を保つ役割も担っています。これにより、過熱によるダメージを防ぎ、パフォーマンスを一定に保ちます。
汚れの除去:オイルは、トランスミッション内部の汚れや金属粒子をキャプチャし、システムから除去する役割も果たします。しかし、時間と共にオイル自体が汚れてくると、その除去能力が低下します。したがって、定期的なオイル交換は重要となります。
性能の維持:DSGは高精度なギアシフトを提供しますが、それは適切な潤滑と冷却が必要です。オイルが劣化または汚れると、シフトのスムーズさや精度が低下する可能性があります。
フォルクスワーゲンなどの自動車メーカーは、通常、DSGオイルを特定の走行距離ごと(例えば、60,000kmごと)または特定の期間ごと(例えば、4年ごと)に交換することを推奨しています。しかし、これは運転状況や環境によって変わる可能性があります。最適なメンテナンススケジュールを確認するためには、車両のオーナーズマニュアルを参照するか、プロフェッショナルなアドバイスを求めることが最善です。
ATF・DSGF・CVTFは
劣化します
ATF・DSGF・CVTFは劣化します!
交換しないと重大なトラブルに!?
ATF・DSGF、CVTFも空気や熱の影響で徐々に酸化します。またトランスミッション内部の金属パーツが摩耗することでフルードに金属粉が混じるようになります。
ATFなどのオイルを交換しないまま走り続けると、酸化物質や金属粉・水分などが混ざりあってスラッジが各部に堆積することがあります。スラッジの堆積はトラブルを招くリスクとなります。
ATF・DSGF・
CVTF交換の必要性
ATF・CVTFの放置は非常に危険!
交換になると多大な費用がかかります!
エンジンオイルと同じく、ATFとDSGF、CVTFは基本的にオイルベースです。このフルードも運転中に発生する熱や摩擦により劣化し、燃費悪化、ギアチェンジの難しさ、変速時の衝撃増大などの問題が起こる可能性があります。そのため、フルードが最大限に機能するためには定期的な交換が不可欠です。
一部の車両の取扱説明書では、「無交換」や「ご相談ください」など、具体的な交換時期が明示されていないこともあります。その背景には、AT・CVTの耐久性が向上し、故障時にはフルードだけでなく全体の交換が前提となっていることがあります。
ただし、「10万km走行後に突如故障する」という事態は稀です。長期間にわたって車を使用したい方や、燃費性能を維持したい方には、定期的な交換、あるいは早めの交換をお勧めします。
ATF・DSGF・CVTFの交換方法
専用機器でチェックするから安心!経済的!
タローズガレージでは、ATF交換・CVTF交換のために専門のチェンジャーを利用しています。交換を始める前に、必ずこのチェンジャーを使ってフルードの汚れを検査します。ただ目視での汚れの確認だけでなく、独自の基準を用いて交換の必要性を判断することが可能です。
※ただし、車種によってはこのチェックができない場合があります。
ATF・CVTFの交換方法の種類
1つ目は「循環交換方式」で、ここではチェンジャーを活用してフルードに圧力をかけ、その結果としてフルードが強制的に排出され、新しいものと循環交換されます。この方式のメリットは交換率が高く、全体的にフルードが新鮮になる点です。ただし、長期間交換を行っていない場合は、不純物が固着していてそれが循環する可能性があります。
2つ目は「下抜き方式」で、これはエンジンオイル交換と同じように、ドレンプラグから古いフルードを排出し、新しいフルードを注入します。この方式はエンジンオイルと同様に、一度の交換で全てをクリーンにするのではなく、定期的な交換が重要となります。
ATF・CVTFの交換時期
タローズガレージはATF・CVTFの定期的な交換を強く推奨しております。劣化したフルードが原因でトランスミッションが損傷するリスクがあるからです。具体的な交換のタイミングは車種や使用状況によりますが、一般的にATFは走行距離30,000kmごと、CVTFは40,000kmごとに交換することを推奨しています。
もし、推奨される交換間隔を超過し、60,000km以上交換が行われていない場合、トランスミッション全体の詳細な検査が必要になることがあります。
そして、フルードが極度に劣化している状況では、新しいATFへの交換の際に、各部品の磨耗や摩耗粉末がトラブルの原因となり得るため、コーティング作業を断る事態もあり得ます。まずは、タローズガレージにご相談いただくことをお勧めします。
横浜で輸入車のATF交換・DSGF交換・CVTF交換のことは
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高い技術と信頼のタローズガレージへお任せください
タローズガレージでは、オートマチックトランスミッションフルード(ATF)、CVTフルード、そしてDSGオイルの交換もお任せください!劣化したオイルをそのまま使用し続けると、エンジン性能の低下や長期的なダメージが引き起こされます。DSGオイルの交換も含めて、当ガレージではお車のパフォーマンス維持と長寿命化を目指し、きめ細かいサービスを提供しています。どの種類のトランスミッションオイルも、適切なメンテナンスは車の健康と性能を保つために不可欠です。お客様の愛車を最高の状態に保つお手伝いをさせていただければ幸いです。
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